2011年7月25日月曜日

落ち着いてきたのでLionの各種機能の感想を




7/20に次期MacOSX 10.7(Lion)がリリースされました。
Snow Leopardが2009/8発売ですから2年ぶりでOSリリースとしては普通です。
ただ、大幅にUXを変えてきてるため賛否両論で使い切れるのか、見直しされるのか、今後のAppleの動きに注目していくべきでしょう。

いくつかの機能については別途言及するとして私の日頃の作業方法に関して使い方を含めて感想を述べていきたいと思います。
人によってはPCの作業や習慣などの違いもあるので違和感を覚えるところはあると思いますが、こういう使い方や感じ方もあるかと思って読んでいただければ幸いです。


個人的な作業で大きく変わった(変わるであろう)点は以下の部分が大きいです。

・Mission Control
・フルスクリーン
・オートセーブ(バージョン)

細かい機能はありますが、当初発表されていたこの機能が主に作業には関わってきています。
MissionControlは従来のExposeとSpaces、そして今回実装されたフルスクリーンをUXとしてマルチタッチジェスチャーを統合した機能。
特にフルスクリーン化されたアプリは1画面1作業スペースとして割り当てられます。
ノートなどの画面の狭い場合には画面をすべて使えるので便利です。
複数のパレットを使うようなアプリではこのようなものは使いづらいのかなあという気はします。
画面設計による所が大きいとは思いますが。
リリース当初対応しているのはiWorkやiLifeくらいなものでしたが、私の使っているSparrowやReeder、MindNodeなども対応するようになりました。
再起動でもアプリの画面構成を覚えてくれるのでシームレスに作業を進めやすくなっています。

1画面で作業を行うという代表的なものはOmmWriterです。
この書くこと以外を排除したアプリの良さなどもフルスクリーンなどに抵抗がなくなった一つとは思います。
複数画面をうまく使って作業するというのも一つですが、例えばブラウザやフィードリーダーではネイティブアプリが1画面で完結してしまったほうがいい場合もあります。
1画面で単体作業に割り振るほうが個人的には効率を高めると思うのですが、いかがでしょうか。
ブラウザとエディタ、別のワークスペースにするだけでも結構作業効率に関しては変わるのではないかと思います。

オートセーブ機能とバージョン管理は実装されているものがiWorkや一部のアプリ程度なのでまだ恩恵を受けていませんがTimeMachine同様に使いやすい機能だと思います。
アプリの起動は以前の状態であるほうがよく、シームレスに作業をするうえで十分役立つと期待しています。


その他の機能や変更に関して蛇足的に。

よく不評なスクロールの挙動。
タブレット的に画面下へスワイプすることでしたへのスクロールはスクロールバーと反対の動きであり、慣れが必要だと思います。
Snow Leopardでスクロール反転アプリを利用したこともあって個人的にはそのまま移行できました。
ここは慣れるまで頑張るか、元に戻すかはやはり別れると思います。

LaunchPadも不評ですが、これもQuickPickを導入していたので特に問題なく。
ただ、QuickPick自体はLion移行時に挙動が微妙だったので外しましたし、初期状態のLaunchPadはアイコンがひどい事になっているため使うアプリの整理などが必要かと思います。
所詮Dockのアプリケーションから起動するのと大してさがないのもあるので普段はDockや導入ランチャーのほうが便利と思います。
また、アプリの削除に関してもMac App Store購入だけという制限もあるのでそれほど便利ではないです。
※完全なアンインストールでなく設定が残るのでここから消すのは所詮、ゴミ箱行きと同じです。

Safariはかなり速度やジェスチャーがよくなっているのがいいですね。
特に好みのブラウザではないですが、たまに使うこともあるのでフルスクリーン対応などうれしいところでしょうか。
なお、Xmarks for Safariが未対応なのでブックマーク絡みは全然ダメになっていますが。

個人的なところで無線LANが2.4GHzで安定しなくなった感があります。
5GHzで安定したため色々とネットワークの見直しをしなくてはいけなくなりました。

アプリケーションを置く開く必要がますますあるかなあと思いますのでメインメモリ8GBかSSDは重要になるかと思います。


今回、Mac App StoreでのOS販売(ネットワークインストール)でしたが、ダウンロードに3.5GBはかなり時間がかかり、またインストールも30分近くかかっているので結構作業的には厳しく感じました。
ダウンロード中に作業ができたりしてたので中断したのは30分ほど(インストール中にSafariができたような気もしますが)ですがやはり長いと思います。
そうそう行う必要がない作業ではあるので仕方ないとは思いますが、今後のOSアップグレードがどうなっていくか楽しみです。


これでMac側の実装はほぼ終わったので次はiOS5とハードの発表でしょうか。
1年間における発表の数々でAppleは今、活気づいてるなあと感じます。