2011年6月29日水曜日

ノベル系電子書籍の所有管理




※BOOK☆WALKERのこれはゾンビですか(1)


前回、書籍をコミックやラノベと限定しましたがラノベや小説に関して現状の電子書籍の管理システムを見てみます。
個人的な要望としては書籍はクラウド管理してほしい、できなくても再ダウンロード制限がないほうがいいということになります。
 
結論から言えば、BOOK☆WALKERVoyager Booksがアドオン対応してますが、クラウド監視するようなパブリッシャーは文庫、ラノベ系にはないようです。
 
ラノベを扱っているのは
 


ぐらいですが、後者二つはXMDFファイルダウンロードになるため、1ヶ月から1年で書籍の再読がアプリアンインストールによって不可能になってしまいます。
イラストの問題はともかく、それ以前にこのようなタイプを見ると電子書籍を買う必要性がないとしか思えません。

このようなパブリッシャーが今後減ることを望むとともに、iBooksへ動いて欲しいと思います。
ePub3対応になれば縦書きになりますし、見開きが変更出来れば十分読みやすい環境だと思います。

現状、ダイアモンドブックスなどのビジネス周りか青空文庫を読んだほうが小説はマシな気がします。
自炊したところで非常に扱いづらい分野なだけに本格参入する出版社、パブリッシャーが現れることを望みます。

音楽・映像コンテンツもそうですが、この国にはコンテンツ保守のコンテンツホルダーの確執が強いのか消費者目線での提案がまるでなされてない気がします。
今までのコンテン展開を失敗してきている日本において今後10年もあまり期待できずに紙のまま書籍はずっといくという感じはします。
とはいえ、コミックはケータイ市場が高いため、どのような歪な世界が待っているのかはちょっと想像できませんが。


なお、ebookjapanも文芸書は出していますが画像データとして扱っているため、テキストデータとしてフォントの変更などができず使いづらい印象です。
少なくともiPhone 3GSで文芸書を読むべきではないかなと感じました。