2013年4月18日木曜日

Mailboxがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

Mailboxのレビューかコラム記事を書こうと思って時間がなく後回しにしてたら直ぐにすべてのユーザが使えるようになったということなので重い腰を上げて利用に関しての記事をやっとこ書くという感じに。


Mailboxはメールの再発明というイノベーションを起こしたiPhoneアプリで、主な操作がスワイプで行うことが特徴です。
GMailに対応していて、複数アカウントの管理もできます。
やれることは主に3つで

・アーカイブ、削除をする
・Mailbox階層以下のラベルの振り分け
・スヌーズ

となっています。
その設計思想はメールをタスク処理のためのクラウドサービスと位置づけるものであり、Inbox(受信トレイ)を常に空にしておくようにするよう作られています。
したがって、

・メールの数が極端に少ない人
・フィルタでアーカイブしてしまう人
・まとめて既読やラベル処理したい人

などには使えるものでないクライアントです。
また、ユーザーがGMailで作ったラベル操作をこのアプリ自体は管理できないため、ラベル操作を行う場合は別のアプリが必要となります。
したがって、


処理的には上図のような複数の処理を必要とします。
この振り分けとしての管理のためにMailboxを使うのがベストであり、ラベル操作などに関しては他のGmailクライアントを使うほうが良いでしょう。
これはメールに対しての処理を別のアプリで行うということと同様で返信や転送などの基本メール操作以外は全て他のアプリに任すという割りきった使い方が必要だと思います。
これにより、メール管理にかかる時間を最初の振り分け操作でふるいにかけるため、時間の圧縮に役立ちます。
私の場合、サービスのアカウント関係のメールや各種サービスのDMなど多いため、このようなメール振り分け特化のものは非常に便利でした。
これだけでもこのメールソフトやGMail利用をする価値はあったと思います。

Mailboxのビジネスについて補足です。
特に注目を集めたのはReservation Systemです。
利用まで待ち行列に並ぶこのシステムは特にギークの注目を集め、とりあえず登録するという流れを作りました。
また、サービスが開始されるまでに自分の順番待ち番号を確認するためにアプリを起動するという行為があり、非常に稼働率の高いアプリにもなりました。
一つのプロモーションとして優秀ですが、これらはサービスの注目度を表すには非常にいい指針です。
シリコンバレーでのベンチャー出資を受けるために前まではかなりステルスサービスでアーリーアダプタを集めるプロモートが主流でした。
特にTwitterやFacebookでのバイラル効果でサービス開始前にユーザーを囲い込む手法が多数でした。
その後クラウドファウンディングなども出ましたが、MailboxのReservation SystemはスマートカレンダーのTempoなども採用したことなど、広がりを見せました。
日本では見かけないこの手法ですが、この後のサービス開始時の手法として広がるのか楽しみです。

最後にMailboxはDropboxに買収という形になり、今後は他のメールサービスの連携やDropbox連動などもあると言われています。
この機会にメール処理や利用を改めて考え、自分の情報処理・管理をスマートして生活に反映するのを検討するのもいいかと思います。


Mailbox 1.2.0(無料)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Orchestra, Inc. - Orchestra, Inc.(サイズ: 9.2 MB)
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