2011年2月3日木曜日

読書体験を売る時代




iPhoneやiPad、Android端末の普及の始まりにより、電子書籍化が進んでいます。
朝のDairy誌の話題もその一端ですが(日本だとそれほど大きいインパクトではないですね)、昨年年末に角川書店の参入など遅い動きですが、徐々に前に進んでいるとは思います。

1.8 million Free Books – Read Kobo eBooks! 4.2App
iPhone、iPod touch および iPad 互換 iOS 3.1 以降が必要
カテゴリ: ブック 価格: 無料
更新: 2011/02/01



以前から販売されていると思われるこのアプリですが、興味深いのはFecebookへの通知などができる点でしょうか。




ソーシャルとの連動はいろいろと言われてきてますが、読書体験を共有化させることができると、今ブログで起きているソーシャル導線の手法論が電子書籍にも適用できるようになると考えられます。
本の情報を売るだけの考え方から読書体験で広めていく方法です。

電子書籍は出版社の意思によって発行されるものかどうかが判別されてしまうため、自炊という方法論が取られてます。
単純に既存の紙の本と同じであればこの方法でも問題ないんですが、時代の流れとしてはソーシャル化による情報共有が重要化しています。
アノテーション実装による読書体験の拡張を行うアプリもありますが、今後、マーケットを拡大するためにビュアー側が読者に情報を発信させ、それによる売上を行える方法も考えたほうがいいような気もします。
特に出版社ごとのビュアーアプリが多くなってきているので顧客囲い込みを考えれば割と自然な流れと思うのですが、どうなんでしょう。