2014年1月23日木曜日

Apple 2013 awesome product review (I bought last year)

ずいぶんブログを書かなかったのですが、生活が落ち着いてきたので色々と溜め込んだ話も兼ねてアーカイブ的に更新を。
とりあえず、オフラインエディターのMarsEditで環境を変えて。
IMG 0362

昨年のAppleは前半はWWDCでのiOS、Mavericks関連の発表だけでプロダクトとしてはMacBook Airのリプレス程度。
終盤からHoliday season向けに多くのリプレス製品が発表されました。
個人的な総括としては手堅く、驚きが少ない昨今のAppleの動きというところです。

iPhone 5S

iPhone5からの乗り換えですが、機種変更の大きな要因はリプレスでの高機能化よりも単純に音楽やアプリデータが圧迫した内部ストレージを32GBから64GBにしたかったからという自分都合によるところが大きかったです。
Appleの最近のサイクルで隔年でメジャーアップデート、その間は速度やカメラ周りでのマイナーアップデートという位置づけになっていました。
今回のiPhone 5Sは速度面ではほとんど5と体感差がないレベルです。
コアチップの64bit化は現状では全くといっていいほど恩恵がありません。
モーションセンサーによる消費電力の向上は素晴らしいことですが、近年のウェアラブル分野における活動記録デバイスの発達でそれもそこまで重要視されるものではないと思います。
特徴としての指紋認識、TouchIDは便利なのは確かですが吸引力になっているかは微妙な機能です。
カメラに至ってはバーストモード(連写モード)とスロー動画、暗所撮影向上なので恩恵が感じられるかは難しいところです。
総じて4S以前のユーザーがフラグレッシブモデルとして選ぶ、以上の利点が感じられないというモデルと言えます。
5から機種変更するとして恩恵が大きいのはauユーザーくらいではないでしょうか。
個人的には目新しさがなく、無難にまとめたプロダクトという印象でした。
Apple側も技術的な部分とパッケージで模索し始めたのかもしれません。
そういう意味では今年のWWDCの動きが気になります。

MacBook Pro retina 13inch

手持ちのMacBook (2009 early)がよく画面が暗くなってしまうのでMavericksへのアップデートの機会に購入を決意。
Retina Displayということなんですが、個人利用としては画面を広くする方向で解像度を調節しているので文字の綺麗さに関してはそれほど極端に感じないです。
むしろ、Haswellへコアチップが変わったことによる機能向上とSSDの恩恵が高いですね。
Sim City動かしても重くないですし。
ただ、Mavericksの問題かフリーズの回数は多く感じます。
再起動が速いので強制シャットダウンで問題無いですし、利用デバイスがタブレットになたことで最近は気になっていませんが(苦笑)。
この薄さと重さで十分なバッテリー可動と機能性を追求したというところでは近年のノートブックとして最高水準と思います。

iPad mini retina

結論から言えば、今回購入した新製品のうち、一番使うようになったプロダクトです。
初代iPad miniからの乗り換えで、WiFiからCellularモデルへも変更してます。
個人的な前機種での不満はRetinaでないことではなく、処理速度と内部メモリー容量でした。(あと、内部ストレージも16GBを選択したら全く足りなかったというミスはありますが、それはクラウド利用の限界判断ミスですね)
その部分が一気に解消されて、Kindleなどかなりページ遷移のストレスが解消されました。
Retinaの恩恵は電子書籍だと若干ありますが、リフロー型ならばともかくコミックや雑誌はスキャン画像の精度にもよるため極端にわかるものとわからないものが多いですね。
コミックは解像度が足りてない感じもあるためスキャン品質にばらつきが出てる感じです。
また、毎日の日課であるフィード消化がMac版Reederの公開の遅れでiOS版を中心にしたのも生活シーンでの大きな変化です。
このためほとんど手元にiPad miniを持つというスタイルでかなりコストパフォーマンスがよくなりました。
VPN操作やAppleTV操作などシームレスに行えるのでマルチデバイス感が高いです。
Cellularに変えたことで外出時のLTE通信での快適さもいいと感じています。
iPhoneでのテザリングは複数デバイスを行うのであれば面倒なのも仕方ないと感じてましたが、外ですぐにiPad miniにアクセスできる利便性は思っていたよりもいいと感じました。

最後に

プロダクトの感想と個人的な利用シーンでの印象を混ぜてしまいましたが、デジタルデバイスの日々の進化においてリプレスは宿命なので、そういう観点からはどのプロダクトも満足いく出来と思います。
スペック以上の体験という点ではiPad miniやMacBook Pro retinaは素晴らしいと思います。
今年初めのCESをみると技術的なものは出尽くしてどうやって人に合わせるか、というビジネスの上でのプロダクトというところが今後のテーマになるのかなと感じています。
曲面ディスプレイとか正直、技術的な意味でしかないですし、スマートなんちゃらもただネットやスマートフォンをくっつけたものが多数で利用シーンが見いだせないものが多いです。
2000年以降のGoogleやApple主導の10年でしたが今後はどの分野が主導権を握ろうと動くのか楽しみなタームになったと感じています。