2011年12月5日月曜日

deliciousの再利用を考える



ソーシャルブックマークの古参であるdeliciousが諸々のゴタゴタで使いにくくなっていました。
最近はようやく買収が落ち着いたのか、再スタートになっていますが過去のNetworkが使えなくなったりとそのままの路線を変化させようとしています。
買収騒動などで個人的にSBMをどこへ変えようかと幾つか検討しましたがなかなか個人的にフィットするものがなかった感じです。
再度、Deliciousへ戻ってきたのは単にMacOSXアプリケーションで写真のアプリであるdelibarがそこそこ使えそうなのと、Stackでの掘り出し物などが可能かという点、あとはReederなどからの共有のしやすさでしょうか。

アプリに関してはフォロー先がブクマしたのが通知されることが便利ですし、共有もしやすい感じです。
Reederにしても、このdelibarにしても難点はGoogle+共有非対応ということです。
Google Readerの共有実装が見直され、すべての情報基幹部にGoogleが統合しようという動きがありますのでGoogle+への実装が今後欲しいところです。
Google+の共有に関しては否定的な意見もありますが、個人的にはソーシャルフィード共有としては非常に洗礼されているので扱いやすい印象です。

deliciousに関しては従来のSBMの基本設計はそのままですが、Stackという主観的包括グループが作れるようになっています。
Topに更新・新規のものが出てきますので興味があった場合購読が可能になっています。
その中でのブックマーク情報などを拾い、ソーシャルグラフを広げる仕組みになっています。
ここらへんの流れはPintertestなどの情報つながりで輪を広げる方向で、興味方面へのリーチが長くなるため文化的に合うならば非常に有効な手段かと思います。
SNSは人のつながりを使い広げるので、そのへんは違いますね。
日本だとあまりなじまない気もしますが。




delibarのiPhone版のdelibar touchも販売されています。
こちらも同様の機能ですが、クラウドでの情報管理設計ではないので各々のタグセーブ機能は同期されません。

なお、delibarはdeliciousだけでなくPinboardにも対応しています。
クライアント上ではどちらのアカウントでのブックマークか判別付けられないので意味があるかはわかりませんが。


フィード共有に関してはストック型やグルーピングができる方がいいとは思います。
従来のSBMがソーシャルフィードにシェアを奪われて行っていますが共有場所や興味発見、アノテーションなどで差別化を図るとまだ利用方法はあるかなとは思います。
とはいえ、Google+はサークルごとに分けることでの制御などもあるので両者のページ誘導、情報管理競争は今後も続くと思います。


Delibar 1.5.3(¥1,600)App
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, ユーティリティ
販売元: Shiny Frog - Shiny Frog(サイズ: 2.5 MB)
全てのバージョンの評価: 無し(und,efi,ned件の評価)



Delibar 1.4.3(¥250)App
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, 仕事効率化
販売元: Shiny Frog - Shiny Frog(サイズ: 4 MB)
全てのバージョンの評価: (12件の評価)