2011年2月10日木曜日

訓練校から見える学習教育




以前も書きましたが、諸々の事情で職業訓練校へ通っています。
個人的なメリットはともかく、講義の内容や受講生、講師の意識などウォッチするとなにか見えてくるところがありますね。
そういう事で今回は教育問題ネタです。


訓練校の教育の目的は技術取得と資格取得、だそうです。
今回はWebについて突っ込んでやりますとのこと。
なお、校長から「君には物足りないですが」と面接で言われて入校できないと思ったんですが、何故か通ってしまったのでということもあります。
授業内容はともかく、大筋は資格取得のためのテキストを利用し、知識取得を行います。
ここで疑問とされるのが、資格は果たして有効に作用されるのか、というまあ、資格至上主義を貫いている日本の価値観でしょう。
学歴主義というもので構築された競争社会が昨今の就活で意味がなしてないという国になっている中で、再就職に対して果たして資格はどうなのか、という部分が政府期間や教育校の中で周知されてない気がします。
ここは企業が求めるものは何かを再検討すべきではないでしょうか。
そもそも、企業は実践力を強く求めすぎてる矛盾をどうにか修正すべきとは思います。

で、次にこのような形で身につく知識は果たしてどの程度有効か、です。
PCの技術は10年以上前や昨今、失われたものですら覚える必要があるという状態だったりします。
変わらない技術もありますが、果たして暗記レベルの技術でなにか身につくのか、と感じました。
そこらへんは疑問視する受講生もいますが、そもそも彼らの目的はなんなのかは見えないためバラバラの意識で教育が流れすぎています。


実際問題、これらは極小的な話でなく、日本の教育システムの欠陥でもあります。
はるか昔の義務教育はこのようなシステムを他者の情報をシャットアウトして画一的に行なってきました。
その結果が今の社会だったりするわけですが、それをまだ行政が行っている姿は生産性があるとは感じられませんでした。
むしろ、情報交換の場としてディスカッションなどをして作用するようなシステムを取り入れるほうがいいんでしょうが、人材がそれには問題になり、なかなか先が見えないものを提供するしかないのかもしれません。