2011年2月1日火曜日

地方のスマートフォン状況




地方においてスマートフォンはほぼ見かけないという状況です。
たまに学生が持っていたと思ったらiPhoneでなく、iPod Classicだったりと残念感は高いです。

まずは地方のスマートフォンの普及の障害になっているものを。

・車社会
・電波
・情報化の遅れ

電車での交通網や特に実家方面ではバスなどの公的機関もないため自家用車に頼ることが多いです。
そのため駅での隙間時間や社内での利用シーンが必然的に少数派になっていってます。
スマートフォンの利用はこういった部分での時間有効活用なのでここが少ないと当然利用する必要性がなくなります。

また、電波状況でソフトバンクはほぼ使い物になりません。
エリア内でも速度が100kb程度だったりして、かなり待たされます。
DoCoMo回線はさすがだとは思いますが、au以外のその他のキャリアはかなり苦戦すると思います。

そしてやはり情報産業が発達できなかったことにもよります。
IT系の企業とそのサービスラインであるインフラ、各会社の情報部門がないため、日本ではそういう立地条件では情報サービス業は発達しません。
根本的な問題としてはやはり若者の地方離れと過疎化なんでしょうが。


このような状況において各キャリアのスマートフォンの販促戦略が打ち出されてきていますが果たして消費者はどう受け取っているのかちょっとわかりかねます。
今まで日本携帯(ガラケー)の文化圏の人たちに受け入れられるように展開してますが消費者としては「スマートフォンというものがある」程度の認識ですね。
アラサーあたりのママさんとかと話していてもなんで欲しいのかがいまいち見えてきません。
流される消費者がターゲットとなると、しっぺ返しは確実だと思うのですが。



さて、自分はというとポータブルWiFiでDoCoMoのFOMA網を使い、iPhone、iPadで快適に使っています。
電車利用者が少ない路線なんかでは座って目的地までいけるのでゆっくりとiPadでネットを閲覧していてすこぶる快適。
都会と違い、ゆっくりとやっていけています。
こういう状況を見ていると産業さえ持てれば地方のほうが快適な人間らしい生活が可能なのかとも思うのですが、今の日本ではそれは無理なんでしょうね。